当院では、初診の患者様と再診で前回受診日から間隔が空いている患者様には、診察の前に視力検査を行っております。

患者様から「ものもらいや充血を診てもらいたいだけなのに、どうして視力検査をする必要があるのですか?」とか、「どうして受診のたびに視力検査をするのですか?」と聞かれることが時々ありますので、ご説明させていただきます。

視力検査は、患者様の眼の状態を診断するのに最も重要な検査の一つになります。

患者様が「よく見える」と言われても、視力0.7のこともあれば1.5のこともあります。また、片眼が視力低下していても、もう片方の眼でカバーするので、視力低下に気づかないことがあります。検査をすることで、ご本人も気づいていない視力低下が発見できることもあり、病気の早期発見につながることがあります。

特に初診の患者様に対しては、ものもらいや花粉症による眼のかゆみだけの症状で受診されたとしても、さまざまな疾患の可能性を考えて、一通りの基本的な検査は欠かせません。

しかし、視力検査が困難な患者様や流行性角結膜炎など感染性疾患の可能性がある患者様や、休日当番医で臨時的に診療を行うときには検査をしないこともあります。

また、体調が悪い等の理由で検査をしたくない方には、無理強いはいたしません。おっしゃっていただければ、検査はせずに診察させていただきます。